ブエナビスタ・モバイルホームパークは、パロアルト市にある面積約4.5エーカーの歴史ある住宅地である。そのルーツは1920年代に遡り、エル・カミーノ・レアル沿いのパロアルトやスタンフォード大学の近くにある「オートキャンプ」として宣伝されたのが始まりです。1950年代には、各ホームスペースにユーティリティを設置したモバイルホームパークとして発展しました。

2016年、前所有者が市場価格での再開発のための売却を決定したことで、パークは閉鎖の危機にさらされることになりました。ブエナビスタの逞しい住民たちは自分たちで組織し、パークを救うために地域ぐるみの取り組みを開始しました。この努力の結果、サンタクララ郡住宅局、サンタクララ郡、パロアルト市が提携し、2017年に約400人の住民の立ち退きと移住を防ぐために同物件を購入しました。 住宅局およびそのパートナーは、コミュニティ全体の利益と現在公園に住んでいる家族のニーズを反映した、ブエナビスタの美しい新しい住宅を開発することを約束します。

2017年以降、住宅局はブエナビスタの住民のインフラと生活の質を向上させるため、大幅な投資を行っています。早い段階で、住宅局は大規模な移転プロジェクトを実施し、敷地内の老朽化したモーテルから数家族を移転させ、パークの元の所有者が保持していた土地の一部からモバイルホームを移転させました。2020年と2021年には、代替住宅パイロットプログラムの一環として、18台の新しいRVとマニュファクチャードホームがパークに持ち込まれ、61人のパーク住民のためにより質の高い住宅が作られました。その他にも、ゴミや放置された車の撤去、住宅の修理、新しい電気・ガス設備の設置、老朽化した下水道・水道管の交換、舗装の交換、放置されたコーチの解体、安全のための未使用ユーティリティのキャップ、敷地内サービスやアフタースクール・プログラムのためのスペースの提供などの多額の投資を行っています。

同時に、住宅局には、公園とその居住者を新しい規制協定と賃貸住宅法に適合させるという任務が課せられました。住宅局は、ジョン・スチュワート社を含むパートナーとともに、住戸の住宅品質検査を完了し、住戸が法令と安全衛生基準に適合していることを確認し、適合したリースを発行し、世帯収入レベルを証明することに努めました。この作業は、居住者がパークの新しい不動産管理と方針に適応するために、今日も続けられています。

2019年後半、住宅局はデベロッパーの役割を担い、提携する非営利団体「Poco Way HDC, Inc.」を通じてパークを所有することになりました。住宅局はデベロッパーとしての立場で、公園を質の高い手頃な価格の住宅に再開発するための実現可能な計画の作成に向けて取り組んでいます。この再開発計画の主な目標は、以下の通りです： 1) 現在ブエナビスタに住んでいるすべての人に、公園内に質の高い住宅を確保する。 2) 現在のすべての居住者に、同等の住宅を新たに提供する。 3) すべての現所有者が住宅所有権を保持することを保証する。 4) ブエナビスタパークの賃料が、所得水準に基づき、現在および将来の居住者にとって手頃であることを保証する。 5) コミュニティスペースとアメニティスペースの増加 6)ガス管を撤去し、すべてのユーティリティとコーチを電気にアップグレードします。 現在、この計画では、公園の一部をモバイルホームパークとして維持し、一部を賃貸マンションにすることで、既存のコーチの所有者と現在および将来の賃借人にサービスを提供しています。住宅局は、一時的な移転が必要かどうか、またその期間を決定するための建設段階計画を完成させている最中です。

2023年1月、住宅局は住民、市や郡のパートナー、地元選出議員との計画や実現可能なデザインコンセプトの共有を開始しました。私たちの目標は、2023年の春まで住民からフィードバックを募り、将来のアメニティ、デザイン、セキュリティ、居住空間の決定に役立てることです。住宅局は、2023年夏にパロアルト市とカリフォルニア州住宅地域開発局に権利取得のための設計計画を提出し、2024年初頭に将来のモバイルホームパークの建設が開始されることを期待しています。

市議会プレゼンテーション｜2024年3月4日